2014-01-01から1年間の記事一覧

終わりが始まりのケツをキックして

今週のお題「2014年のお別れ」(2014年をふりかえる 最終回)2014はここ最近の私の中では激動の一年であった。死のうと思い、生きようと思い、色々思い今は元気いっぱいで新曲と戯れている。私は聴いてくれる人がいるまでは、音楽を作り続けるのであろう…

フィッシュマンズの凄さとは

フィッシュマンズの凄さを語る事は難しくは無いのだけども一つ一つ取り上げる事は大変に憂鬱というか、無茶苦茶大変な感じがして書くのも面倒とか言うとあれだけども5年から6年前に一気にフィッシュマンズの方向に舵を切った私であるからして、この際それ…

100万回の手打ちビート

てんぽこてんぽこと手でリズムを打っているこんな風に書くと実に手作り感、職人感があるのだけども手打ちでぽこぽこしていて色々と気づいた事がある。ちょっと前にネットで見た記事に、ニューヨークのジャズの影響を受けたJ-POPみたいな切り口で色々と日本の…

何故毎年和田アキ子が紅白に出るのか

紅白歌合戦という謎の戦が日本にはある。謎の選考基準によって男方女方に分かれて戦を執り行うものの、その勝敗に関して世間の関心は些かも無く、影響力も全く無い。NHK的バランス感覚により、紅白歌合戦を観る層に配慮してレコードのセールスのみに絞った選…

最近考えていた事 ワンピース留年組

私が学生の頃は、辺りは焼け野原で白いご飯はお正月の時だけ国鉄では駅員さんがカシャンカシャンともぎりのハサミを鳴らしてあって、駅の待合室のストーブの横には石炭が入ったバケツが置いてあり、スマホが無い変わりに、隣に座った人と挨拶を交わしたりし…

ノイズレスとハイファイを経て今後いきつく音像

レディオヘッド「OKコンピュータ」を聴いて良く分からない、なんていう人もあって私にはそれが本当に理解出来ないのだけども、視聴環境だろうか と考えが及んだ。 生音の良いところは、簡単に固有の音色を出せるという事があって逆に言うとデジタルミュージ…

素直になれない

ちょっと前にネットの音楽オタク云々の記事を書き怒りを爆発させた私は、日々を慎ましく送ってあった。かつては烏賊を盗んだ事もあった。車を燃やした事もあった。 去年の夏に観た星空が衝撃的に美しかったからと言って、今君と観ている星空が去年のと比べる…

良い音楽に理屈はいらないものの

聴けば分かるさ 迷わず聴けよ 良い音楽に理屈はいらないつって人に良い音楽を薦めるものの、聴いてる私は何故良いのかと理屈を探す。 ブラジルのポップミュージックの天才、イヴァン・リンスの楽曲は時に無性に突き抜けたポップネスを発揮し、私に驚きと感動…

ナチュラルに恋して をどう聴くか

音楽をたくさん知るとはどういう事なのかそれは単純に言えば、音楽聴きてえな と思った時にCDラックの前で悩む時間が増えるという事であったり色々な素晴らしさを知る事で人間的に丸くなれるんじゃないかっつう事だったりする。例えばミスチルのアルバム10…

ネットの音楽オタクが選んだ2010年代上半期のベストトラック が糞な件について

私は拗ねていた。来る日も来る日もコメントもいいね!もされないブログに何の価値があるものかなんてな事で、自分から湧き出るものが無い限り義務感で書くのは控えよう控えおろうこの紋所が目に入らぬか てな感じで停滞を決め込んでいた。しかしついに私にお…

デリック・ホッジ「リブトゥデイ」感想

音楽を聴いて久しぶりに感動したっつうのは、真面目に音楽に取り組んである同時代の人間がいるっつう心強さで勿論音楽っつうのは、一時の快、不快だっつう部分であーだこーだ聴く方がある一方本気で新しい何かっつうのをひたすら求める求道者的探究心の賜物…

ロックカフェ

ロックカフェという看板を掲げたカフェに行ってきた。ドアを開けると結構な爆音で流れていたのは、レッド・ツェッペリンの1枚目のアルバムは「good times bad times」これだよ これ、ロックカフェつったらロックの名盤ですわと良い気分になり、気難しそうな…

エボラ情報と戯れ見えてきたもの

7月の段階でエボラが今キテる 熱いと思ってあったところ、最近漸く世間に浸透。世界は混乱の一歩手前にある。7月からほとんど毎日の様にエボラ情報をキャッチしているので情報を纏めると、 潜伏期間最大21日〜2ヶ月?変異して新種が300種程度見つか…

ジャズと戯れ見えてきたもの

私生活に不幸がニコラス・ケイジの如く舞い降りて、しばしお休みしておりました。私は元気では無いものの、幸か不幸か音楽的には新たな興味が沸いてあったので何とか生きておりますところ。件の黄色いジャズの本をトイレで見ては、寝る時には最近のジャズを…

黄色いジャズの本を読んで

本のタイトルにある通りにロバート・グラスパーから2000年代以降のジャズを読み解いてみたところどうやら行き着く先はグルーブということらしい。結局それかい!と思ったのも、ロッキンオンが2000年に入ってからツェッペリンを表紙にしてロックとは…

ジャズである事の必然

2000年代に入りロックは、音響系からポストロックと経てストロークス等のリバイバルを迎え完全に停滞した。同じ頃ジャズは、マイルス・デイヴィスを90年代に無くして以降コンテンポラリー・ジャズを間違いなく経たはずなのにいつの間にかその先に行け…

音楽の事だけ来る日も来る日も考えてるのである

東京は渋谷でジャズメンとお茶をした。バンドだ、ライブだ、ライブハウスだと言っても本当に音楽を好きな人っつうのは実際数が少なく、故に音楽を好きな人と話をするというだけで結構テンションが上がるのであってまた私の人生史上ジャズメンなんて周りにお…

音楽を巡る旅

弟からアイポッドを貰った。120ギガが満タンになった故に更に大容量のアイポッドを買うなんてな富豪でデータはそのままに当分の間私の音楽ライフは安泰である。ライブで東京に行ってドラムのアフロ氏の家で聴いたカーティス・メイフィールド「Move On Up…

100g4000円の豆がありました

今年、UCCは史上最高得点を叩きだした豆を全て買い占めた。100g=4000円私が普段背伸びをして飲んでいる豆は、700円。試飲という形ではあるものの、私の胸は高鳴った。元来グァテマラという珈琲には苦手意識があって、というのも、スーパーで手に…

グルーブの言語化

グルーブっつうのがある。何年か前に久方ぶりに手に取ったロッキンオンは、2000年代に入っていたにも関わらず表紙がレッド・ツェッペリンで、グルーブこそがロックですねん みたいな特集を組んであった。隅々まで目を通した結果、結局グルーブとは何なん…

人類終了待ったなし

先月あたりに「ワールド・ウォーZ」を観てからというもの、何となく世界の終わりが身近にあって、日々この腐った世界をサバイブ。7月に入ってエボラが西アフリカで流行の兆しなんてなニュースを見て、まあ すぐに収まるのだろうと思いながらも、続報を注意…

人類の終了とロスタイム

3日連続で寝違えたところ、右しか向けないみたいなことで首が回らねえ。火の車だという絶望。私は日々ストレッチ、主に腕のストレッチをするっつうのもゴッドハンド輝によると寝ちがえは、脇の下の筋があれしている所為であるっつうのが判明した為でしかし…

オール・ユー・ニード・イズ・キル感想

メイドもののアダルトな性的動画を拝見していると、段々と主従が逆転していき、最終的には男性が奉仕奉仕でまた奉仕となってどっちがメイドだか良く分からんみたいな状態になりがちで、そう考えるとこの世界の事も見えてきて、為政者は民草を上手に管理して…

コンセプトと書かれたTシャツを着て

ポップスで一番大事なのはコンセプトだお と細野晴臣は言った。全くその通りだと思う。私がライブをガシガシやっている折りよく言われたのは、MCはあれで良いのか、演奏はあれで良いのか、演奏をもっと聴かせないと駄目じゃないかみたいな事で私はその度に苦…

羊たちの親睦

私は極悪なカザフスタン人を見た事が無いし、真に性根が腐ったアフガニスタン人も見た事が無い。全てはメディアの情報操作であって、私は唯一真実を知る者である。 みたいな事を書くと、さもカザフスタン人やアフガニスタン人に悪い人がいないかの様な印象で…

米一俵分の罪

母が送ってくれた玄米1俵、精米すればいいよ と簡単に言われたので簡単に承知、サンキューと言ったのも後の祭り。日常に精米という項目が無かった私達は、まあ 玄米は健康に良いっていうしね と言い訳をして、爾来、玄米を食うという罰を日々をもって受けて…

変態度という確固たる物差し

個性的な人が行き交う街渋谷で、没個性の私を探す事は案外簡単であろう。周回遅れのトップランナー、靴だけ見たらお洒落なバンドのリーダー。そんな私もまた揺蕩う存在。以前に国民を二分する問題うんこカレーの話を書いたのであるが、私は男子を真っ二つに…

おいおい、そんなものを店内で流すんじゃない

恋はミステリー、謎が解けたら恋は終わりを告げるのであって10年程前、いっぱい恋をする みたいな文句で多数のシチズンを釣ったのは良いもののいやあ やっぱ質だよ質 なんてな反動で今世の中は不況にある。知らないからこそ楽しめる っつうのは、本質でカ…

バンドとは何か

バンドとは音楽を作る為、演奏する為に集まった集団だと思われがちであるが私にとってバンドとは、カラオケやボーリングに近い娯楽なのかもしれない。友達がそこにいて、退屈していて、自分は曲が書けるんじゃいっちょライブやりまっか となるのは極々自然の…

6月16日 ライブ終了後

ライブがどの様なものだったかはここに記さない。 ステージを下りて、ギターをケースにしまったりカーディガンを羽織ったり、メンバーとおつかれサマンサタバサしていて、ふと気づいた。「ちょいちょいちょいちょい」「ん?」「あんさあ、なんかさ、体軽くね…