人類の終了とロスタイム

3日連続で寝違えたところ、右しか向けないみたいなことで

首が回らねえ。火の車だという絶望。

私は日々ストレッチ、主に腕のストレッチをするっつうのも

ゴッドハンド輝によると寝ちがえは、脇の下の筋があれしている所為であるっつうのが判明した為で

しかしながら首の具合が良くなる気配に乏しく、私は待った。

1日目、上を向けなくなった。

2日目、左を向けなくなった。

3日目、下を向けなくなった。

4日目、少し上を向けるようになった。

5日目、少し左を向けるようになった。

6日目、寝違えて右が向けなくなった

となったところで、私は完全に絶望。

私はローンを復数返済しながら新たなローンを拵えた様な気持ちで、

いつになったら私はこの地獄から開放されるのだろうと天を仰いだ。

仰げなかった。


私は日々をロボットの様な動きでぎこちなく過ごし、

最近漸くその地獄の日々から開放されつつある。

一日一本の映画を観ながらにして気づいた事がある。

世界は終わる。

それが最近私の分かった事である。


人の体は面白いもので、喉が乾いたら水を欲する様に出来てある。

喉が乾くというのは、体の水分量が低下しているサインであり

私達は水分量が低下しているな と考えるより先に、水が飲みたいなと思う。

逆に言うと、水が飲みたいと感じているという事は

体の水分が足りない事を現している訳であり、

最近私が自然と破滅的映画を手に取っているのはつまり、世界が終わる事を示しているのであって

私は今日も今日とて、世界の終わりの準備作業に追われている。

そういうテーマの映画が実に最近目につくというのも、やはりそういう事なのかもしれない。