ロックカフェ

ロックカフェという看板を掲げたカフェに行ってきた。

ドアを開けると結構な爆音で流れていたのは、

レッド・ツェッペリンの1枚目のアルバムは「good times bad times」

これだよ これ、ロックカフェつったらロックの名盤ですわ

と良い気分になり、気難しそうな店主に珈琲をオーダーして

いつまでツェッペリンが続くのやらってな気分になってきた「幻惑されて」が終わり

レコードのA面が終了つって、さてB面になるのかと少し意識を音に向けていたところ

鳴り出したのは、

軽快なエレクトリックブレイクビーツ

いわゆるEDMっちゅうやっちゃな と思っていると、聞こえてくるのは

岸田繁的な声。

曲は細野晴臣

私の はいはい レッド・ツェッペリンね はいはい。分かる分かる的雰囲気を敏感に察知したのだろうか

俺音楽知ってます感に対する敵意なのか

その後は、声はトム・ヨークなのだけども演奏が完全にダブステップな音楽が続き

入った時に抱いたロックカフェという概念を完全に覆された私は、

改めてロックという概念の広さに驚き、

カウンターに置いてあったフライング・ロータスのCDを見つつ

ロックとは何なのかとトイレに行くタイミングを失って