宇多丸映画評論に対する考察

お抱えの評論家を持つ というのは大変素敵な事であって、高校時代私も解説 大鷹俊一や渋谷陽一や田中宗一郎や妹尾なんたらなんてな名前があればとりあえず買ってみるなんてな事をして、その後様々に物事が分かってくると自然と彼ら評論家と一定の距離を置い…

松本人志「しんぼる」を観た

好きな映画監督は山ほどいるし、好きな作品も山ほどあるのであってこの監督が好き なんてな物言いをするとなれば、自分はこのように他人から思われたい という意思表示に過ぎない時代にあって、糞味噌に言われている「しんぼる」が何故酷評されてあるのか考…

20万ヒットに関して

思っている。感謝の念を。カウンターが一つ上がるという事は、この世界の誰かがしょうがねえあいつのブログを見てやるかてか今日も更新してねえよ 死ねよ ダボが ハゲ予備軍がと罵倒していっているという事であり、本来であれば人道的に考えて今日も更新しな…

色々考える日々

お久しブリーフ 悩める脱毛王ことわたしです。CD全然出ねえじゃねーか このトンブリ野郎そう思っている方もいらっしゃるでしょうが私も同感です。色々な大人の事情で現在保留、留保されているところです。しかしまあたくさん思うところはあって、例えば芸術…

カニエ・ウェスト詐欺事件

能年玲奈が「生ごみ先生」により洗脳され現在着地点を模索中との事、かつてはXジャパンTOSHIの化け物顎男に始まり、貴乃花、オセロ中島と芸能の世界と洗脳は切っても切れない関係にある。カニエ・ウェストに洗脳疑惑が浮上したのは、5枚目のアルバムの制作…

メッセージの無いアジテーター

うつ病の友達にブルーハーツの「人にやさしく」を聴かせたら死んだ。 と、このような事があるようにメッセージというのは時に人の人生を左右しかねない刃物でしかしながらCDを買うのは若者であり、若者は青臭いメッセージが大好きで故に私も頑張ろう東北の気…

個性的になりたい人、個性が主張する人

個性個性と言われる時代に、流行があっていまだにファッション誌は売られ、小売店は薄利多売に勤しむ。果たして個性とはそんなに良いものかね とは誰の言葉だったか忘れたものの、私の歌に関しても個性が足りないなあ と思うのは、私が日本人で個性的な歌だ…

適材適所という罠

よく頭の中で音楽が鳴る みたいな事を言って、なので一本道で完成までこぎつけますねん という事で人をけむにまいて、三遊亭好楽みたいな顔をする人があるが、はっきり言って糞だと思う。結果出来上がったものが誰にも聴いた事の無いような素晴らしいもので…

スズキという男

「ちょっと火貸してもらえますか」実にアナログな出だしである。しかしそこから始まる出会いもある。相手が女子であった場合私の警戒信号はレッドで点滅し、宗教の勧誘、もしくはツツモタセ、あるいはマルチ商法かと胸躍るのだけどもスズキは男子。「今何聴…

全てがF○○○になる

全てのジャンルがどんどんとFに近づいていってる様な気がするっつうのはこれまあ落ち着いて考えれば道理なのだけども、最近思うのは自家中毒を回避する術は無いのか俺たちという事で宇宙飛行士っつうのはすげえなという事である。なにやらものの本によると宇…

菊地成孔 「憂鬱と官能を教えた学校 上巻」を読んで

不思議だね 音楽。っつう事でバークリーメソッドというものを段階を踏んで進めてみると、まるっきり私の作曲人生そのもので不思議なような当たり前のような。私が作曲を始めるに当たって持っていた知識、武器はベースという楽器は、コードの中の音ならどれを…

BPMが音楽に与える影響と年齢の関係

前回 桃色ハートという楽曲のリメイク、再録音に取り組んだ私は8ビートを16ビートの弱シャッフルなノリに変えるべく奮闘の日々を過ごした。簡単に言うと、若かりしあの頃の楽曲を渋さが隅々まで行き渡ったいぶし銀の技で今聴いても古く聴こえないように作…

音楽に逃げ道は無い

音楽が売れないつってエアロスミスが嘆いていたなんつう記事を読んでそもそもクオリティに関してそこんとこどうよ?と思っていた私にそもそもクオリティに関してそこんとこどうよ?とツッコミを入れている記事があってしかもそれがエアロスミスとだけ打って…

フィル・スペクターというおっさん

その曲は玄人向け過ぎる(売れない)その曲は売れない(良い意味で)なんつう言葉に振り回されて過去に書いた名曲を漁ってみる事数日。良い曲があった。桃色ハート という曲である。ももいろクローバーZに先駆ける事10年。当時毎日12時間程ハンドルのバ…

興奮と苦悩

3曲で今の自分のすべてを出したい つって困るのは、スガシカオ、サミュエルエルジャクソンと並んでデビューの遅い人間の苦悩でとりあえずのお試し感がある企画で、これをぽしゃったらその後はそれまでよ てな状況私の中では常に全力で良い曲を作ってきた感…

大卒のロッケンローラー

言ってしまえば大卒にロッケンローラーの資格は無い。ロッケンローラーとは職業では無く有り様であるからで、心の模様の事である。昨今の何でも高学歴みたいな風潮において、ロックにおいてはその存在が許されない。その意味でもロックは死んだ。ロッケンロ…

映画を観て小説を読んでリズムを叩いて

映画だ小説だと物語にたくさん触れる事で他人の人生、自分の人生では味わえない事を疑似体験する事により自分の実人生において様々な状況に対応が出来、また色々な人物に感情移入する事により人の痛みが分かる善き人物になっていく何てな事で、そうだよねえ …

ホセ・ジェイムスに関する音楽的考察

前回、コード表現における現代的なアプローチという事で先進的な人々はそこの部分、もっと言うとステレオ表現で苦悩していると書いた。(書いてない) 苦悩、これはつまり何かと何かを天秤にかけて悩んでいるという事でひとつは、コード進行が飽和状態であり…

終わりが始まりのケツをキックして

今週のお題「2014年のお別れ」(2014年をふりかえる 最終回)2014はここ最近の私の中では激動の一年であった。死のうと思い、生きようと思い、色々思い今は元気いっぱいで新曲と戯れている。私は聴いてくれる人がいるまでは、音楽を作り続けるのであろう…

フィッシュマンズの凄さとは

フィッシュマンズの凄さを語る事は難しくは無いのだけども一つ一つ取り上げる事は大変に憂鬱というか、無茶苦茶大変な感じがして書くのも面倒とか言うとあれだけども5年から6年前に一気にフィッシュマンズの方向に舵を切った私であるからして、この際それ…

100万回の手打ちビート

てんぽこてんぽこと手でリズムを打っているこんな風に書くと実に手作り感、職人感があるのだけども手打ちでぽこぽこしていて色々と気づいた事がある。ちょっと前にネットで見た記事に、ニューヨークのジャズの影響を受けたJ-POPみたいな切り口で色々と日本の…

何故毎年和田アキ子が紅白に出るのか

紅白歌合戦という謎の戦が日本にはある。謎の選考基準によって男方女方に分かれて戦を執り行うものの、その勝敗に関して世間の関心は些かも無く、影響力も全く無い。NHK的バランス感覚により、紅白歌合戦を観る層に配慮してレコードのセールスのみに絞った選…

最近考えていた事 ワンピース留年組

私が学生の頃は、辺りは焼け野原で白いご飯はお正月の時だけ国鉄では駅員さんがカシャンカシャンともぎりのハサミを鳴らしてあって、駅の待合室のストーブの横には石炭が入ったバケツが置いてあり、スマホが無い変わりに、隣に座った人と挨拶を交わしたりし…

ノイズレスとハイファイを経て今後いきつく音像

レディオヘッド「OKコンピュータ」を聴いて良く分からない、なんていう人もあって私にはそれが本当に理解出来ないのだけども、視聴環境だろうか と考えが及んだ。 生音の良いところは、簡単に固有の音色を出せるという事があって逆に言うとデジタルミュージ…

素直になれない

ちょっと前にネットの音楽オタク云々の記事を書き怒りを爆発させた私は、日々を慎ましく送ってあった。かつては烏賊を盗んだ事もあった。車を燃やした事もあった。 去年の夏に観た星空が衝撃的に美しかったからと言って、今君と観ている星空が去年のと比べる…

良い音楽に理屈はいらないものの

聴けば分かるさ 迷わず聴けよ 良い音楽に理屈はいらないつって人に良い音楽を薦めるものの、聴いてる私は何故良いのかと理屈を探す。 ブラジルのポップミュージックの天才、イヴァン・リンスの楽曲は時に無性に突き抜けたポップネスを発揮し、私に驚きと感動…

ナチュラルに恋して をどう聴くか

音楽をたくさん知るとはどういう事なのかそれは単純に言えば、音楽聴きてえな と思った時にCDラックの前で悩む時間が増えるという事であったり色々な素晴らしさを知る事で人間的に丸くなれるんじゃないかっつう事だったりする。例えばミスチルのアルバム10…

ネットの音楽オタクが選んだ2010年代上半期のベストトラック が糞な件について

私は拗ねていた。来る日も来る日もコメントもいいね!もされないブログに何の価値があるものかなんてな事で、自分から湧き出るものが無い限り義務感で書くのは控えよう控えおろうこの紋所が目に入らぬか てな感じで停滞を決め込んでいた。しかしついに私にお…

デリック・ホッジ「リブトゥデイ」感想

音楽を聴いて久しぶりに感動したっつうのは、真面目に音楽に取り組んである同時代の人間がいるっつう心強さで勿論音楽っつうのは、一時の快、不快だっつう部分であーだこーだ聴く方がある一方本気で新しい何かっつうのをひたすら求める求道者的探究心の賜物…

ロックカフェ

ロックカフェという看板を掲げたカフェに行ってきた。ドアを開けると結構な爆音で流れていたのは、レッド・ツェッペリンの1枚目のアルバムは「good times bad times」これだよ これ、ロックカフェつったらロックの名盤ですわと良い気分になり、気難しそうな…