色々考える日々

お久しブリーフ 悩める脱毛王ことわたしです。

CD全然出ねえじゃねーか このトンブリ野郎そう思っている方もいらっしゃるでしょうが

私も同感です。

色々な大人の事情で現在保留、留保されているところです。

しかしまあたくさん思うところはあって、

例えば芸術と娯楽の狭間にある音楽なんてなものにおいて一番に優先されるべきは

独自性、個性そういったものであるべきだと思いながら

しかしちみねえ、こちとら慈善事業じゃあないんだよ なんてな論理でもって

若い人は馬鹿だからカナブーンとか下衆の極みみてえなバンドサウンド鳴らしたらそこそこ売れるんや

みたいな事を言われもするなか、

CD付き握手券みたいなほとんど産業廃棄物のようなものを世間にばら撒くな だとか、

チャラ男がやりマンと共同生活をしながら、

人様の創作物を上辺だけなぞるみたいななんとかハウスみたいな糞企画は糞つまらねえとか

音楽を作るという事を舐めくさった人間に対して散々悪態をついてきたわたくしめが、

若い子はバンドサウンドじゃないと聴いてくれないから

なんてな理由で自分が本当に良いとも思わない音楽を作りそれを世間に発表する事

そんな事は絶対に出来る訳も無く、

まあ そんな事が出来るような人間ならこれ程辛酸なめ子な訳も無いのだけども、

出来上がった音源に関しては、本当に良いものが出来た感触があって

しかしながら、なかなか日本の音楽の世界から天才が出てこないなあ

なんて思っている人も多々あるだろうけども実際は、

誰も天才なんか望んじゃいないっつうのが本当で、

それが証拠に音楽家自体が新人に対して「誰々は天才だ」なんて言わなくなってあって

そうじゃなくても、最近どんな音楽を聴いてるかを音楽家に聴いても

誰もJ-ROCKなんてなものは聴いていないのであって、

私が高校生の頃は、

コーネリアスが「今年はずっとゆらゆら帝国の3×3×3を聴いてました」

みたいなインタビューがあったのだけども

はてさて私の音楽はここ最近ブラジル一色で

おすそ分けとして素晴らしい1曲を紹介しましょう。



ロー・ボルジェスの街角クラブ2という曲。

左側のチャンネルのギターが本当に素晴らしくて曲も当然素晴らしくて、

構造としては、少しビートルズのレイン的な感じで一旦ビートを抜くのが素敵。

ついでにもう1曲

マルコス・ヴァーリの中期の傑作アルバムの中の1曲。

一聴して変。変だけどもどうにか着地してる感じが素晴らしい。

この曲があるという事それ自体が彼の才能を如実に示している。

このメロディーが浮かび、それをOKとして形に残す

変な曲は世の中無数にあるけども、変で良いものは極々稀であって

こういう曲に出会うと、あー 音楽って自由だなあと私は思うのです。

どちらも1000円で新品で買えるので気にいったらアルバムで買うと良いです。

これから暑くなる季節、こんな音楽で良い時間を過ごしませんか

と書き始めのテンションとは打って変わって