深津絵里最強説分の1の揺らぎが松田聖子の歌にはあるか無いか

天然パーマの皆様、いつもいつもお疲れ様です。

最近寝て起きると首周りが大変に痛く、これも全ては落ち武者の祟りかと苦悩する私です。

部屋に石倉三郎的な悪い気の流れとでもいうべき何かがあるのではないかと思いますが

皆様の首元は大丈夫でしょうか。

今しがた観終わった「素敵な金縛り」大変に素晴らしかったです。

深津絵里最強説に揺らぎは無かったどころか、最早盤石。

共演者の竹内結子も「ランチの女王」ははるか昔の事、

ぶっちぎりで深津絵里の勝訴でありました。


かつてナンシー関は、松田聖子の可愛さには余裕が無いと言ってありましたが

正しくその通り。逆に言うと深津絵里の可愛さには柔軟性がありました。


よくあるグラビアのパターンで、

どの写真も同じ顔で写っているってのがありますが、

工業製品の様に毎度同じ品質を保つというのが仕事であったとしても、

自分が可愛く見える特定の向きを持つ事は、

一言、デル・ピエロかよ という事で、良くない。

これがサッカーであれば、観客というのは点が入れば喜ぶという習性があるので

何でも良いのですが、

グラビアの場面では大変に厳しい戦いになる事が予想されます。


例えば、長らく支持を受け年齢を重ねる事で逆に評価の上がった永作博美を最近見ていると

一瞬、ガイコツに見える事があります。

これは歳を取る事で目元の脂肪が落ちた事に起因するもので、

ジャッキー・チェンがデビュー当時一重だったのが、現在二重になっているのと同様のもので

彼女に罪は無いのであるけども、女優としては致命的です。


深津絵里の凄さは、元々の顔が100点とは誰もが言い難いのにも関わらず、

下ブレが全くと言って良い程無いのが特徴で、

80点も出すけど95点も出せる選手では無くて、

常に90点以上を取り続けられる選手であり、

そして更に、

どんなに表情を変えても、常に深津絵里のイメージが崩れず

誰かに似ていると感じさせないのであって、

女優として常に深津絵里のまま役柄を演じる事が出来る。

竹内結子の場合は、

悪い竹内結子、良い竹内結子という2つの顔がありそれぞれを場面で使い分けている感じがあるのだけども

深津絵里はただそこにあって、黒にも白にもなれる様な

そんな不確定な柔軟性を感じる。


言葉にするのは大変に難しいのだけども、

竹内結子が剣と盾を持って戦っているとすると、

深津絵里トンファー一つで戦っているというか、

竹内結子がナイフとフォークで食事をしている時、

深津絵里は箸で食事をしているというか、

竹内結子がマニュアルの自動車を運転している時、

深津絵里はオートマの自動車を運転しているというか、


「素敵な金縛り」は改めて深津絵里の凄さを実感した映画でありました。

歌も上手いのにはびっくりした。