罪過をリボ払いして生き

因果応報を奥歯で噛んで顎関節症になろうかという私に、

応報が留まることを知らず、ちょちょ 計算合わんがなという気分。

良く店に来る怖いおっさんは、言い方は普通なんだけれども

早くしてアッピールが酷く、バックボーンを知らずとも

背中にはきっと、和風ファンタジー系の落書きがしてあるはずで

なんかミスしたら刺されるという様な怖さでは無く、

ミスがあった場合、お店をあげての大騒動になりそうな感じ

書面を取り交わす系のややこしい雰囲気があるのであって、

私は焦る。手が震える。

しかし、人間急ごうと思ったら速度がぐんぐん上昇するかというとそうでもなく、

気持ち的、見た目的にはびゅんびゅん言っているのだけども、

これはよくタイピングが速い人にありがちなのだけれども、

滅茶苦茶にキーを乱打しているので、物凄く多い文字数を入力しているかと思いきや

実際は、誤変換をしてはバックスペースを押してそれを消しているだけで

文字数的には然程でも無いというのが世の常であって、

これは将棋の加藤一二三の喋りなんか見てもそうなのだけども、

頭脳は加速すればする程にぐんぐんに考えが先に行くのだけども、

それに肉体が追いついて来ないというのは人間の悲しいところであるが、

実際問題そうであって、

早く何かをする場合、頭脳の方は先回りして様々な予測や予断をもってぐんぐん先に行くのだけども

それをこなす肉体の方は段階を踏んで今を過去に変えていかなければならず、

そうしてる間も脳は先に先に物事を進めていって、

そうなってくると、今を変える為の行動も脳が行っているので

段々と今という時間を動かす為のリソースが足りなくっていき、

冷静な時であれば絶対にしない様なミスを侵す。

ほんで、

元々頭脳は先に先にいっており、ミスがある事を想定していないもんだから

一気に頭脳は未来から今という実時間に引き戻され、

酷い人であればこの期に及んでパニックに陥る。


なんてな事が人間、ままあるので

私は客としてどこかしらの店に赴いた時も、泰然自若。

横綱の土俵入りの如く、余裕を持ち緩慢な動作で

時間は売る程に余っているのだよ というポーズで店員に接する。


するとどうだろうか。

店員の方は、お舐めになっているのだろうか。

こいつならミスしても怒らないと思っているのだろうか。

不思議と私の会計の時に盛大なミスをやらかして、

あーでもない、こーでもないとてんやわんやになっている。


と、これも私が今までに行った非人道的行為の因果なのか

毎月、身に覚えの無い応報をペイしている。

なんでやねん