東京オリンピックですって

東京オリンピックおめでとう やったね うれしい

というのは、東京に住んでいる人か東京まで行って生で見たいと思う人か

あとはどういった人達なのかは良く分からん。

悪いインターネッツでは、東京オリンピックに対しての批判はご法度と言える感じの熱狂があって

まあ、東京でやるからには東京の人がある程度お金を儲けられるのだからし

悪い話では無いはずだ 程度の認識で私は例のおもてなしを見ていた。

しかし、開会式で登場して欲しい歌手は?という問いに対しての

あらゆる解答が非常に馬鹿馬鹿しいなと思って現在靴下が濡れている。

ギターだ ピアノだ という舶来の物を使って私は音楽を苦々しく作ってはいるものの

東京オリンピックでは是非とも日本の日本たる純度百パーセントのピュアなヴァージンなジャペンを見たいと思っている。

ロンドンオリンピックは、さすがエゲレスさんだけあって

ビートルズザ・フーだなんだと総動員であったが、

果たしてエゲレスのビートルズに対応するのが、日本ではサザンオールスターであって良いのだろうか。

否。


まず聞こえてくるのは、

和太鼓が叩きだす渋いビート。

周りから続々と入場する中間管理職。

須藤元気率いるワールドオーダーの面々が口火をきり、

YMOの面々は、カシオのシンセサイザーでエレクトロな味付けをして

野村萬斎がステージの下から登場。

馬に乗った金色夜叉が弓を弾き点火し

ナマハゲの乱入、空からはパラシュートで大関、関脇、小結と次々と舞い降り

会場は、

サラリーマン、鬼、力士、舞妓、猪木、ふなっしー、ねぶた、富士山、天皇、アルソック、暴走族、侍、と段々と混迷を極め

和太鼓のビートは次第に反復のリズムを刻みだし、

祭りの囃しを先導する東儀秀樹と日野皓正。

会場にいる人々が段々と阿波踊りを踊り出し、

電子制御で打ち上げられた花火が四つ打ちのビートを刻み、

これはハウスや ハウスなんや

地球こそが僕らのハウスなんや

ピース


という感じになるのを私は期待しているし

ただのテレビ特番によくあるコンサートみたいなのは、

ただのテレビ特番によくあるコンサートでやれば良いのであって

クールジャパン(わらい)とかやるくらいなら、

ここが一番の見せ場だと思って、

是非とも日本人が日本人である事を誇りに思える様なものを魅せて頂きたいと

そんな風に私は思ったのでした。