スタバでスタンバイ
ここ最近のスターバックスでの勉学活動における風当たりの強さは、過酷だなあと僕は思うのだなあ
と悪いインターネッツを見て感じるのだけれど、では実際問題スタバでの勉強はありなのか考えたい。
田舎には娯楽が無いなんてな事を良く言う人があるが、
そういう人がこぞって馬鹿にするのが、遊び場がジャスコしかないという点で
休日 家族 ジャスコに行く
といったコピーライトでもって囃し立てる。
つまりは、この問題の本質は人間のテンプレート的行動に対する揶揄であるといえる。
これが仮に、
夏休みに熱海に行く、であっても
彼女の誕生日にディズニーランドに行く、であっても同じ事であり
そういった行動を取る事によって現在の自分を確認しようとする行為である事に変わりなく
一昔前なら、土曜日 六本木 ディスコ であったり、
二昔前なら、赤紙 駐屯地 カムチャツカ であろうし、
江戸時代であるなら、ふんどし レンタル 攘夷 となって、
時代時代においての定型というものがある。
町田康のエッセイに、
じゃがいも にんじん たまねぎ バーモントカレーを一時に買うのが恥ずかしい
そういった話があるが、これも同様の問題であり
見透かされる事の恐怖というものが私たち男子にはある。
日本の伝統的行事の中にも、
こういったものとどこが違うのか？と思う人もいるかもしれんけど
違う。全然違う。
上記の伝統行事というものは、人との関わり合いが前提にあってするものであって
正月 一人 神社 であるとか、
お盆 一人 墓所 であるとか、
初潮 一人 赤飯 であるとかは、言葉にしただけで泣きそうな寂しさがある。
夏休み熱海であるとか誕生日千葉鼠の場合であっても
それは家族、知人、愛人、彼女、彼氏が同行するのが普通であって
そうしてみると、スタバ勉というものの特異性が浮き上がってくる訳で
一人で時間をどう使うかというもののテンプレートが、
日本においては非常に少ない為に悪目立ちしていると見る事も出来るし
スタバでコーヒーを買って家で勉強するという選択肢もある中
あえて現地において勉学に励むという行為は、何かしらのたくらみ狙いを感じさせ
そしてその狙いが、自分を着飾る為のものであると看破されている事により
今現在の誹謗中傷があるともいえる。
人が一度街へ出ると、誰かに見られるが
これは逆にいうと自分を誰かに見せているのであり
スタバ勉を止めろというよりは、
スタバ勉をする自意識をスタバにおいて見せるな という事であって
そして、それを言うのはスタバにいる人な訳で
スタバに行く人も、スタバに行く自意識を見せているのだからして
ここは一つ平和。
みんなでドトールにでも行こうか なんつって、
珈琲でも飲みながら談合すれば解決。
その後スタバに寄って珈琲をテイクアウトの後、自宅で勉強すれば尚良し。
