正義と暴力の真ん中で
私のバンドのドラムのブログ http://d.hatena.ne.jp/afrogirl/20130110/1357831126
こちらでも書かれているとおり、帰省の際のライブ後の打ち上げで我々は事件に遭遇した。
簡単にいうと、私の友達がした発言の3割程しか理解しないままにライブハウスのスタッフが持論を延々と展開しその場の空気を凍らせたそんな事件であった。
私は基本的に面と向かって人を批判しないで生きている。
議論が揉める際のほとんどの原因はポジショントークに過ぎない事からくると思うからであって、
そして何より揉め事が嫌いだからである。
いかに自分が正当な理由を持っていたとて、正論や正義というものは自身のポジションで変わり
そしてそれを振りかざした途端、それは暴力足り得る。
特に初対面であればある程、人に対する批判なんて面と向かって出来るものではないというのは、
まずポジションすら把握していないのでは議論の前提にすら立っていないという事だからで
全く同じ事を言ったとしても、それは話す人の立場や環境・性格で意味はいかようにも変わりうるものだからである。
私はこの事件とその波及した事件により深く傷を負った。
私の友達はその日さらに河岸を変え朝まで泣いたらしい。
繊細か!
私もそう思う。
この事件の問題点は色々ある。
ライブハウスにとって演者は客であり、立場はあくまでも対等であるということ。
持論を展開するのは構わないが、人の話に耳を傾けないというのは頭がおかしい。
打ち上げの場というものはあくまでも楽しい時間にすべきであり、それはその場にいる全員の努力が前提となるものである。
一バイトの横暴を上の立場の者が諫めないのは会社として間違っている。
私は中道を目指し、中立を目指す者である。
しかしそれは、どちらの正義にも加担しないという事であり
それは全てのものが敵というのと変わらない。
言い分は誰にでもある。
私はこの事件を事故として処理する事に決めた。
頭がおかしい奴はいる。
田舎のライブハウスにもそれはいる。
私がこの先スイスの様に毅然とした態度でいるには、
武道の心得が必要だと思った。
ピース