帰省の結果

今年の正月にも帰省し、そのストレスからか円形の脱毛を患ったわたし。

夏こそはと挑んだ結果、大変よろしい出来事がたくさんあった。


帰省したのは、7歳の姪っ子が単身飛行機にて青森に来るという事で

その間のお守り役としての任務を母から受けたからで

青森に到着して弟も同様の任務を受けて来たのを知って

こういう場合もダブルブッキングと言うのだろうかと考えた。

以前弟と会ったのは震災の時で、その時も久しぶりに会って

あぁ、剥げかけているな と思ったのだった。

今回は、ハゲのボーダーから完全に向こう側の住人となっていて

初日は何事も無くハゲを受け流していたが、

ひょんな事からハゲ系の話題になった際、

ハゲの指摘もお兄ちゃんの仕事と割り切り、心を鬼にして弟に言ってやった。

きてる というよりは、もう到着した感のあるその頭皮を見るのは辛かった。


わたしと弟と姪っ子は、この夏色々な所に行った。

が、わたしが一番感動したのは彼らが帰った後の出来事だった。


高校生の頃から、色々な場所に星を見に行ったものだったが

夜、帰宅し空を見た瞬間に、今日の星はやばいはずだと確信し

家から少し離れた街灯が全く無い農道に向かってみると、やはり予感はあたっていて

空一面に星が溢れていた。

空が星で騒がしい うるさい そんな感じで、見た途端鳥肌が立った。

煙草に火をつけ、道路に仰向けに寝て吸い終わるまでに流れ星を5つ見た。

一人で見るのが勿体無く、弟や姪っ子に見せたかったなあとしきりに思ったが

取り敢えず、次の日早い仕事だという母を無理やり連れて来て

二人で星空を見た。



田舎には何も無いが、

何も無い場所だからこそ星が良く見えるというのが面白いなあと思った。