2013
たった一週間の帰省で私の中の何かがまた大きく変わってしまった。
私の人生の根っこにある人間万事塞翁が馬的視点によって私は今回の正月を乗り切った。
人は環境によって変わるとは私の中の真実であったが、関係性もまた変わるという事を学んだ。
例えるなら、
炊事において物を温める際トースターがメインだったのに電子レンジの導入のせいで、いつの間にかトースターが新聞を置く場所に変わってしまった
そのような事である。
大事なのは、トースターの本質には何も変わりが無いという事であるが忘れてはならないのは
そもそもトースターは使う人の利便性の為に存在しているという事であり、
電子レンジの導入によって更なる快適性が増したのであれば、これは非情に喜ばしい事なのだという事
大体、そのような感じの事を考えた。
そして自分というものの性質を新たに確認した次第である。
最近の私は、人の内面に興味があるのだという事が分かった。
映画や音楽であるなら、
どの様な映画であったか? どんな音楽か?そういった事よりも、
その映画を観て何を感じたか? 音楽を聴いて何を思ったか?
そちらの方により強い関心がある。
これは、価値の相対化が自分の中で進んだ結果
感情や感受性といったものの絶対性に興味があるのだと思う。
作品や、あらゆる物事に対して受け手次第というのはこれ本当で、
その為にあらゆる物は対象を絞って作られる訳であるけれど、
受けとる側の考えは実に様々であって、むしろそれこそが芸術の自由を体現しているのではないかとすら思う。
私はここに、これから先の私の物づくりのヒントがあるような気がしていて
今はまだ漠然としているがいつかは掴めるものだと信じたい。
家族とはすごいものだと実感した1週間
ぼちぼちとブログ再開につき
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