ネガとポジ

そうは言ってもネガティブ芸人である。

ネガティブを売りお金を稼ぎ白米を買う。 何も問題ない。

一億総鬱と言われるのも、単純に世の中に楽観的でいさせる希望が無いからであって

というのも、すごろくで良くあるゴール前の罠

振り出しに戻る が我々の人生においても近年続々と実装されてきているのが大きい。

会社に30年忠誠を誓い、人生を捧げたとて

利益が出なければ会社は潰れるし、リストラもされる。

熟年離婚、会社倒産、国士無双

やるせねえな と思う。

人生の後半、どんなことが待っていようとも大丈夫なように

今から貯金をしよう

経済が停滞する訳です。

しかしそれでも、年間3万人の脱落者を出し10万人の脱走者を出しながらも

今私たちは生きている。

何故だろうか考えた。


モザイクというものがあります。

ボカシというものもあります。

モザイクと聞くと我々一般男性は、邪魔なもの、必要悪、諸悪の根源と色々なイメージをする訳ですが

エロ本やエロビデオを見て育った我々が

初めてモザイク無しの映像を見た時の衝撃は、男の子なら必ずある体験であって

そしてその体験をした人が主に口にするのは

「想像と全然違った・・・」

「悪魔を見た・・・」

「エイリアンが来た・・・」

「深海魚・・・」

「災いが起こる・・・」

まあ大体こういった事なのですね。

で、これはつまりモザイクで隠す事によって我々はそこに前向きな良いイメージを持っていたのだと言う事が出来るのだと思います。

モザイクで隠されていた時我々は、

モザイクを外したらそこには楽園があるに違いないと考え

女性の股間には

花園がある。夢がある。

私にとっての甲子園だ。

エデンと名付けよう、そっと枕元に置いておこう

窓辺に飾ろう、測量しよう

パノラマで見たい、風を感じたい

まあ様々な妄想をしていた訳です。

前向きに。ひたむきに。


人間の本能として、暗闇を恐れるというのがありますが

それはその暗闇に外敵がいるかもしれないという恐怖が根底にある為であり

暗闇それ自体が怖い訳ではありません。


しかし、モザイクという暗闇の中に我々は希望を見た。夢を見た。将来を語った。

これは我々人間は、生まれたときは前向きに生きるようにデザインされたという証拠ではないでしょうか。

未来というのはモザイクがかかっているのと一緒です。

薄目で見たからといって、鮮明に見える訳ではありません。

そのモザイクが外された時、あなたが笑っていられるよう

東北の片隅で祈っております