気になるCM2種

最近、これは名曲なんじゃないかと気になっているCMがこちらです。



家建てるなら  ここの部分がアウフタクト(弱起)となっていて、これはつまり小節の前の部分からメロディーが始まる事で

ここからブレイクする事で期待感を一気に煽り

ハイハイ、ハイハイハイで 何だ何だと物議を醸し

続くハーイの部分で一旦クールダウン

そしてそこからの

ハイブリッド

ここにきて、最初のハイハイハイの部分がハイブリッドにかかるのか!?と私達に気づかせ

更に振り付けでは、母が丸を作り娘をその中に入れるという動きが加わる。

そこには母性があり、

あなたがたとえ授業で×を貰っても、母の私は○をあげるわという母の包容力を表現している。

良い。小気味良い。

そして、

ガスと電気のハイブリッドで となる部分では、

1コーラス目のハイハイの部分がスキャット的だったのに対して

ここでは 南京玉すだれ的な純和風な節で我々を攻め立ててくる。

また歌詞はハイブリッドを後から補う形で説明していて非常に分かりやすい。

そこで感心するのはまだ早い。

最後に待っているのが、


ベリィグッドなのである。


そこで振り付けは、母子揃って丸を高々と頭上に掲げるというほとんど勝利宣言と言っても良い有様である。

母からの愛、それが育ち娘からの愛の恩返し。

愛と愛のハイブリッド。

そこには紛れも無い感動がある。

良い。良すぎてます。


仙台では毎日結構な頻度でこのCMが流れていますが、私はどうしてもこのCMに目が釘付けになってしまいます。


では、次に私が最近気になっているのがこちらです。



10秒〜 だって、 からの部分。


だって で一旦リズムに区切りを付け

携帯 持ってる の部分で溜めに溜めます。

この時の振り付けが、踊りの基本ステップであるのが私にはどうにも恥ずかしい。

だって の部分でリズムに合わせ下がり

携帯 の部分でリズムに合わせて前に出る。

何というダサさでしょう。

ダサすぎて頭がどうにかなってしまいそう。

しかし、それだけではまだ許してくれません。

溜めに溜めたパワーが開放される時を待っています。

調度良い振りが無かった為に、とりあえず前後に動いておけ

不細工でも良い。格好悪くて良いじゃない。

そんな泥臭いあなたが好き。

そして、永遠にも感じられるその時がやっと開放されます。


持ってるでしょーう


魂の開放、自由への道、宿命の扉


本来そのくらいのドラマが用意されていても良いはずです。

だって、あんなにもダサいステップで永遠の時を待ったのですから。

しかし、現実はそう甘くありませんでした。

何というか、何というって感じの

フラストレーションからのフラストレーションとでも言うような

何っつうか違うんだよなあという言葉に出来ないやるせなさ。

何でこの仕事受けたかな山田という哀れみと、開放への期待感を裏切られた失望。

先ほどの素晴らしいCMと同様に

私はこのCMが流れても又目が釘付けになってしまっています。