お金が大事だよう

今の私と15年前の私との一番の大きな違いは、

お金の流れが見えてるかどうかだと思います。

過去の私には、凄い才能を持った人間はその才能の対価としてお金を儲けているという誤解がありました。

それは完全な誤りでした。

例えば、いいとものテレフォンショッキングは

友情と友情の絆が美しい循環をしていると、結構本気で信じていた所があります。

現在ではそこにお金の流れ、つまり

最近何らかの出版なり出演なりをしたのでその宣伝に来ているのだな

と分かっていますが、これは世間一般にも浸透しています。

テレビのニュース番組であっても、どこの会社がスポンサーになっているかを併せて良く見ないと

果たしてその情報が公正なものであるか?という判断は難しいという事も分かりました。

新聞や、週刊誌 その他諸々の情報誌においても、どのようなバックからお金が流れているか?を良く見ないと

真実を見失う危険があるという事も学びました。


http://d.hatena.ne.jp/afrogirl/20121006/1349545875


バンドを一緒にしているドラムの方のブログにもあるように、

被災地を訪れた際、私達はいろいろな話をしましてそこでも話題になった事を彼が書いているので

そちらも良かったらご覧下さい。


CDが売れなくなった原因は複数ありますが、

私がCDを買わなくなった一番の原因は、

音楽雑誌があてにならなくなった事 これに尽きます。

音楽雑誌ではライターの方々が、年間通して一番良かったものをベスト10形式で発表し

それを集計したものが大々的に発表されてきましたが

ベスト1〜10まで聴いて、何一つ良くなかった年があります。

それは私の成長と、世界的な音楽的不作だったという二重の要因が考えられますが

それでも音楽誌は提灯記事を書かなければなりません。

音楽誌のスポンサーの多くが、レコード会社やCD屋な事

これによって批判的な記事は書けなくなるのでしょう。

これはCDの解説にも言える事で、

どうしようもない糞みたいなCDを褒めそやし、我々購買者を欺いてきたそのツケ

少なくとも私は音楽雑誌を読まなくなりましたし、CDもほとんど買わなくなりました。

特に、発売されて間もないCDに関しては評価も安定せず地雷である事が多い為まず新譜は買いません。

お金を稼ぐ為にCDは売られる訳ですが、

どうでも良いような作品を安易に市場に流通させてきた音楽業界は、現在そのツケを払う時期にきています。

私にとって音楽とは、娯楽であり教科書であり自己表現であり道具であり

私を形作る要素のほとんどを占めていますが

私は、みんなもっとCDを買って音楽業界を盛り上げようぜ!

とは全く思いません。

出来れば、安易にCDを買わないで欲しいと思います。

特に将来ブックオフで100円で売られるような作品や、ワゴンでまとめ売りされる恐れのあるものは

絶対に新譜で買わないで欲しいと思う。

糞みたいな内容のCDは売れない

この事実を長い時間かけて数字として突きつけてやらないと業界は微塵も変わらないでしょう。

CDは、本当に欲しいものだけを新譜で買って頂ければ現段階では一番理想的でしょうが

それも最善なのかどうか微妙です。

何やらCDの値段の半分くらいが輸送費だそうですので。

これからちゃんと考えなければならない事は、

作者はどうやったら中抜きされずに購買者からお金を頂くか?

購買者はどうやったら作者の一番の利益に繋がるか?

それを考えなければ、音楽も映画も小説にも未来は無いでしょう。

なんてな事を最近は考えていますぞ