お洒落な音楽とは何か?

ここで一旦箸休め。

お洒落というものについて考えたいと思います。

私は自慢ではありませんが、

ブーン、ファインボーイ、ホットドックプレス、スマート、オリーブと数々のお洒落雑誌を読んで参りました。

では私はお洒落か?というと、

はい、そうではありませんね。

ここに人間の悲喜こもごもがあります。

例えば、今現在の江角マキコ

良いですね。成功してます。啓蒙してます。

でもね、私は言いたい。

ただのショムニの女じゃねえか と。


えー、この画像貼る為に画像検索したところ

この人おっぱい出してたんですね。ありがとうございます。

まあ それはいいとして、


えーっとね

お洒落ね。お洒落の話ですよ。

やっぱね、音楽にもある訳ですよ。

お洒落な音楽とそうでない音楽が!


では簡単に分類してみますので、後から法則を探していきましょう。


お洒落                 ダサイ

ベルベット・アンダーグラウンド     レッド・ツェッペリン

フランス・ギャル            ブリジッド・バルドー

アンダーワールド            ウーバーワールド

クラッシュ               モンゴル800

嵐                   山嵐

寺山修司                吉幾三

キース・ジャレット           綾戸智絵

ブルーハーブ              ラッパ我リヤ

但馬竹田城               あき竹城



はい、何か見えてきますね。

お洒落なものは、非マッチョ系ですし

ダサイものは妙に新しかったり無駄にポップな存在だったりします。


良く売れたら好きじゃなくなる なんてな人がおりますが、

存在があまりにも公になってしまうと、後追いで流行に乗る人と一緒にされたくないという理由や

初期の頃のが良いんや といったり

それの魅力はそこじゃない! なんてな事で距離を置くというのがあります。

例えば、バナナマンで言うと

日村の顔や風体が面白いという事で一気に知名度を上げましたが、

元からのファンにしてみれば、コント師としての二人や鬼才と言える設楽あっての日村なんや

という事で怒り心頭です。

誰もがベンツを乗っている今、ベンツを乗る事はお洒落では無いのと同様で

世間と自分は違うんや というのがお洒落において最も重要な要素であると言えます。

ここには、

世間とは バカの集合体である

という認識が存在しています。

今の若者は下らないAKB48なんか聴いて何が面白いんだ?

そういうおっさんおばさんもいると思います。

ちょっと待て! と私は言いたい。

およげ!たいやきくん は450万枚以上のヒットじゃねえか!と。

それから、

だんご3兄弟 も忘れた訳ではありません。

たらこ×3 もまだ忘れていません。

世間とは、ずっとバカなんです。

では、誰がそういうものを買ったり聴いたりしているかというと

そういうものに興味が無い人たちなんですね。

元々 音楽に興味が無いから、インスタントな大きな意味での娯楽として

それを買う。

それを買った自分 というものを演出する。

だんご3兄弟 は、下らない、しゃらくさい、というのが一目で分かるものでしたが

だんご3兄弟のCD買ってきたぞー と子供達に言うパパに悪意はありません

むしろ 子供達を喜ばせたいという善意で溢れています。

やる気のあるバカ程手がつけられないものは無い

これは去年管総理大臣を見て多くの人が学んだと思います。


では世間の興味から外れたものを聴けばお洒落か?というと、そうでもありません。


ハードロック、ヘビィメタル、デスメタルLAメタル、ブリティッシュハード・ロック

等のいわゆるメタル系は、

マッチョでガイコツと薔薇と黒魔術の世界なのでお洒落ではありません。


パンク、ハードコア、メロコアスカコア

中学生御用達過ぎるし、エクストリーム・スポーツの人と思われます。


では、ヒップホップはどうか?

ダメです。服のサイズが大きいと思われます。


ブルーズは?

おっさんだと思われます。


UKロックは?

田中宗一郎信者と思われます。


レッド・ツェッペリンはやっぱり駄目なの?

渋谷陽一だと思われます。


ジャズは? ジャズはかっこ良いよね?

駄目です。ビル・エヴァンス林家こぶ平林家正蔵 (9代目))のフェイバリットアーティストです。


フレンチ・ポップはお洒落だよね?

フレンチ・ポップならお洒落なんでしょという心がお洒落ではありません。


じゃあ、テクノだ!テクノは絶対お洒落だよね!?

テクノと一口に言っても、ハウスもアンビエントドラムンベースエレクトロニカもあるんだよ?


じゃあ、じゃあ何聴いたらお洒落なのさ!!!


私はお洒落とは権威と憧れが具現化した感覚だと思います。


今日レッド・ツェッペリンがダサイとしても、

明日 いとうせいこうが最近レッド・ツェッペリン聴いてますねんと言ったら

明後日にはレッド・ツェッペリンはお洒落なものになってしまうのがお洒落というものなのです。

そこには、

いとうせいこう=お洒落 という認識や

いとうせいこう←尊敬の眼差し@@ というのがあって、

結局 お洒落な人が聴いたら全部お洒落なんだぜ

という悲しい答えしかありません。


でも、個人的には古いソウルとか古いガレージロックとか古いソフトロックは

いつ聴いてもお洒落だと思います。

良く分かんねえよ という人は

とりあえずベルベット・アンダーグラウンド聴いておけばオッケーです

海賊版とかに手を出し始めたら、もうお洒落では無くただのマニアですので

1枚目だけを適当に聴くのが良いと思います。