私の悪い癖

今週のお題「私のクセ」

私の癖は肘が上がる事です。

タバコを吸う時、灰を落とす時、コーヒーカップを持ち上げる時

私は様々な場面で肘が上がります。

これは別の角度から見ると、脇が開いていると言えるはずです。


相撲では、常に脇を閉めて攻めろとそう言われるように

脇が開いていると相手に容易にマワシの深い所を下手でとられ、挙句の果てには

がぶり寄り。ないし下手投げとあい成ります。

これでは黒星が並ぶこととなり、チャンコも笑って食べられません。

力士の場合はそうですが、幸い私は力士ではありません。

では、日常生活で脇が開いている事の弊害とは何か?

簡単に列挙しますと


1,肩がこる

2,肘が上がっていると馬鹿にされる

3,マワシを容易に取られる

4,突然のくすぐり攻撃をモロに喰らう

5,一度くすぐられると疑心暗鬼になりストレスが溜まる

こんなところです。


なんだ大した事ないじゃないか?

そう思った人はデブです。

くすぐり攻撃に何の耐性も無い私にとって、くすぐられるという事は

すなわちを意味します。

唾が器官に入ったりする事故も起これば

無駄に心拍数は上昇するし、結構疲れます。


また、肘が上がっていると馬鹿にされる事は非常にプライドが傷つきます。

さっきまで真面目に原発の危険性について言及していたとしても



「でも、肘上がってるよね?」




そう言われると、もう何も言えません。




「上がってないよ!」



と否定する事も出来ません。


それは確実に上がってます。


みなさんはどの程度肘が上がるのか想像出来ないと思いますので

念の為に言うと、

それは地面と平行になる位上がってます。


癖というのは、癖というだけあって意識しても治りません。

無意識でそれは上がっています。

そして、肘を上げないと意識する事は日々、私は肘が上がる人間だと意識する事と同義です。

考えてみて下さい

肘が上がる人間がギターを弾き

肘を上げて歌を歌う。



滑稽でしょう。そうでしょう。


そう意識するとおちおちステージに立つ事もままなりません。

どうせ私の肘は上がるのですから。

どうせ私は・・・どうせ・・どうせ


逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・


現在、私はそれを考えないようにしています。

私の肘は上がる

日はまた昇る

いいじゃないか、いいじゃないか!


これを書いている今も私の肘は上がっているのですから。