夢は必ず叶うという事の証明

今週のお題「夢」

夢を叶える為にまず一番大事なのがどんな夢を持つか?であります。

人体の能力の限界を超えた夢を持ってしまうと、これは残念ながらその夢は叶いません。

というと、叶わない夢もあるじゃないか!と言う人が出て来るでしょうが

例えば背中に翼が生えて空を自由に飛び回りたい という夢があるとします。

途中で人の体には羽が後から生えてこないという事実に思い当たります。

それでも空を飛ぶ夢を諦めきれなかった彼が飛行機を作り出したんだとしたら、

あなたはそれでも初めの夢は叶ってないじゃないかと彼を笑うでしょうか。

夢は叶うかどうかが大事なのではなくて、

あるベクトルに人を突き動かす動機としてあるんです。

そしてその動機は思った程人間には種類がありません。

基本的には欲望が人間を動かしています。

金銭欲、名誉欲、独占欲に性欲。そんな欲で人は動きますが

どの欲もある程度のレベルまで行くと欲望自体が薄れていきます。

例外的に金銭欲だけは衰える事自体が少ないようですが

それは金をたくさん集めるとどんどん周囲の環境が変化する為だと思われます。

しかし、夢を追うことはそれと違って

何も変化の無い日々が常態化しがちです。

私の夢は

音楽で一儲けしてポルシェを乗り回す事でしたが

音楽で儲ける為には良い音楽を作る事が一番の近道

そう誤解してしまった事で、

素晴らしい音楽家になることが次いで私の夢になりました。

そしてそれは自分の中であらかた決着がついたのですが、

残念ながら良い音楽家になろうと努力する事は

皮肉にも音楽で一儲けするという夢を遠ざける結果になったのです。

人生とは皮肉なものです。

しかし、私はそれでも良い音楽とは何かについて日々考えています。

そんな今言える事は、

なりたい自分には必ずなれる という事と、

他人に依存した夢は途中で挫折する という事と、

夢は形を変えるけれども、それは必ずしも悪い事ではない という事

そんな事を若い人に言っておきたいなあと

夢が公務員 という若い人たちの話を聞いて

夢を持つこと自体が難しい時代に

五里夢中で踊りながら。