4年間のバイトを辞めて今思うこと

4年間勤め上げたバイト、今日で終わりでした。

最終日はやはりこれ感動的で、わざわざ会いに来てくれた人もいて

感無量でした。

最終回ともなると、テニスの王子様であるならば

訳の分からん中学生の詩みたいなのが延々繰り返されたり、

今までの登場人物が全員出てくるだとか

日本選抜のTシャツを見せびらかす流川とか、

やっぱりどこか寂しげであり、つって

何をするでも最後なんですもの。

シフトの終わり間近では、

あぁ これが最後の返却かあ とか、

あぁ これが最後の客かあ とか

やっぱりBGMってのも大事だしね。

勝手に卒業式のCDを持ってきて店内で仰げば尊し贈る言葉をかけておいたけど

なんつうか、

小学校中学校くらいの自分の卒業式を思い出したり

長かったつくばでの生活を思い出したり。

この店で働けて良かったなあと本心から思えるっつうのは

なかなか難しいもんだけど

今回はそう思いましたなあ。

特にたくさんの出会いがあって、良く出来た店長はじめ

マニアックな店員、ダメな店員、角刈りみてえな女子、

それと自分が辞める変わりに入ってきた人が

中国人の方で、ゴダール好きな私としては

あぁ これが生中国女かあ なんてな事も思い、

つくづく人生とはかくもあるべしよな なんてな感慨ですよ。

確かフォレストガンプかなんかで、

人生はチョコレートみてぇなもんで、食ってみなきゃ甘いのかビターなのか分からんわ

みたいなセリフがあって、

店員つってもそりゃ十人十色であって、

一緒に働いて初めて見えてくる事が多いだろうし、

まあ可愛い娘みたいなもんもいた訳だけど、

話すと大概つまらんっつうのはこれ

可愛い娘はミスチルが好きだからであって、

これはほとんど常識みたいなもんで、

好きな音楽何ですか?ってな質問に、

ミスチルとか

ってな具合に答える輩ってぇのは、これほとんどミスチルの信者であって

とか っていうのにはあんまり意味がねぇんだなというのも勉強になった。

音楽をやる身としては、

糞みたいな音楽ばかり世間の皆様は聞いてはるなあ はんなりやわぁ と、

少しく京都弁で揶揄してやりたくもなるが

まあ その辺はみんなうまいことシカトしてやってましたなあ。

CDレンタルの店としては、中規模なのにソウルフラワーユニオンとかボアダムスとかボブディランとかマイルス・デイビスとか

まあその辺が全部揃ってたりとか良い品揃えっつうか

店長の意地みたいなもんも見えたり、

これはあっても良いだろうってなCDとしては、

ディアゴッドが入ってる方のXTC「スカイラーキング」

面影ラッキーホールの1枚目

レナード・コーエンの1枚目と2枚目

プリファブスプラウトの2、3、4枚目

ゾンビーズの「オデッセイアンドオラクル」

ビーチボーイズの「サンフラワー」、「ラブユー」

ぱっと思いつくのでこんなもんかなあ。

でもまあ全般的に面白い品揃えだったとは思うなあ。

AC/DCが全部揃ってたり、

ジミヘンの正規盤4枚あるのにBOXセットが一枚レンタルのお金で借りれたりと

不可思議な事もありましたが、

まあそういうのはどこにでもありますでしょうな。

あと思ったのは、

ビデオ屋店員つったら、昔だったら色々物を知ってるってな人だったのが

今だとただの店員っつうのが多いってのは

ゆとり世代の台頭からなのか分からんけど、

そういうプライドみたいなもんは若い人たちにはあんまり無いのかもしれんなあと。

まあ長い事文章をこねくり回したけども、

色々楽しかったなあと4年間を振り返って。